ニート(24歳)
ニートであれば誰しもがこんな風に考えますよね。
将来の先行きが見えず、社会復帰できるタイムリミットが刻一刻と迫ってくる感覚は恐怖を感じます。
ということで、この記事では元ニートのわたしが「何歳までニートをしていいいのか?」という疑問を、就職という観点から解説します。
ニート編集長
Contents
定義上のニートは何歳まで?
そもそもですが「何歳までニートでいていいのか?」という問いの以前に、ニートとは15~34歳で就業・家事・通学をしていない人のことを指します。
つまり無職で35歳以上の人はニートですらありません。その代わりに中年無業者や中年ニートと呼ばれます。
専門的なスキルやアピール材料になる実務経験がないまま中年ニートになってしまうと、社会復帰を志しても本当に厳しい就職活動が待ち受けています。
長いニート生活しているため、社会人としての常識が分からず社会復帰への気力や体力も僅か…。
長期間のニート生活を経て中年ニートになってしまうと、支援団体や公的な支援などのサポートが必要になるケースもあるので、自分の力だけで人生を切り開くのは絶望的になってしまいます。
ニート編集長
ニートは何歳までなら社会復帰ができるのか?
「何歳までならニートは社会復帰ができるのか?」
学歴・資格・スキル・実務経験など、アピールポイントは人それぞれなので、一概に「何歳までなら大丈夫」ということは言えません。
仮にですが、ニートが未経験の職種を目指すのであれば、25歳と27歳と30歳という年齢が大きな分岐点になります。
この3つの年齢を境に社会復帰の難易度が変わるので、年齢を重ねる前に就職できることが理想です。
30歳以上のニートは就職の難易度がかなり高くなる
本来30歳以上の人が就職・転職を成功させるには、即戦力として活躍できる能力が必要です。
30歳を過ぎた人を、コストと時間をかけて1から教育するような企業は多くありません。つまり、自分が思ったような会社に就職するのは非常に難しいということです。
選べる業界も限られており、介護や飲食をはじめとする、離職率の高い年中人手不足な業界しか残されていません。
もちろん30歳を過ぎても簡単に就職先を見つける人もいますが、職歴やスキルを持っていないニートが未経験で理想とする業種を目指すのであれば、一般的に29歳がタイムリミットです。
27歳を超えると「若手」ではなくなる
一般的な社会人は27~28歳を目途に若手と呼ばれなくなります。
22歳で入社してから27歳くらいまでに、様々な経験と社内教育を済ませて、立派な戦力に育てるのが一般的なキャリアの歩み方です。
会社としては若い人材を育て上げたい気持ちもあるので、未経験者の採用活動においても27歳は大きなターニングポイントになります。
ポテンシャルを見込んで採用してもらえるラストチャンスになる重大な分岐点です。
第二新卒枠を狙える25歳未満のニートの未来は明るい
22~25歳の期間は既卒・第二新卒として就職活動ができるので、自身の市場価値が高く就職先の選択肢もとても多いです。
大卒者だけでなく、最終学歴が高校卒業や専門学校卒業の人でも、「若さ」をアピールポイントに就職活動を有利に進めることができます。
会社側の思惑としても、教育ができる若い人材を採用したいと考えています。
就職と社会復帰の意思があるのであれば、24~25歳でニートを脱出するのがベストなタイミングです。
ニートは何歳まで大丈夫?→27歳がターニングポイント
ニート(24歳)
就職したい会社のレベルや自分の市場価値が多く影響するので一概には言えませんが、社会復帰の意思があるニートは27歳までに就職先を見つけましょう。
もちろん27歳に比べて、25歳未満での方が就職活動が有利です。しかし、27歳を境に就職先の候補が大きく変化します。
本来であれば、1人前の社会人になっている境界線とも言える年齢なので、理想とする会社に就職できる最後のチャンスとになるでしょう。
就職をするためにニートの期間にやっておきたい3つのこと
「将来的に働く意思はあるけど、今はまだ仕事をしたくない…」という風に、漠然とニートを脱出したいと考えている人は、就職するための準備を少しづつ始めましょう。
将来社会復帰を考えているニートが、来るべき将来に向けてやっておきことは以下の3つです。
- 就職活動
- スキルを磨く
- 資格を保有する
できることなら25歳・27歳・30歳の誕生日を迎える前に社会復帰をするのがベストです。
早めの就職活動
ニート(24歳)
こんな風に今すぐに就職する意思が無くても、将来的に社会復帰をする意思があるのであれば、今すぐに就職活動を始めましょう。
早めに就職活動を始めることによって、たくさんの求人を見れたり、本当に就職したい時に慌てずに済むなどのメリットがあります。
焦って就職活動をする必要がなくなるので、広い視野と余裕を持って「自分が本当に就きたい仕事」をゆっくりと探せます。
「とりあえず」でいいので、就職エージェントや就職サイトに登録して、どんな仕事があるのか探してみましょう。
スキルを磨く
もし、自分のなりたい職業が明確になっているのであれば、ニートの期間を有効活用して必要なスキルを学びましょう。
例えとして、営業職に就きたいのであれば、コミュニケーション術やビジネスマナーなどの書籍を読むのがおすすめ。
プログラマーになりたいのであれば、プログラミングスクールに通ったり、自分でプログラミングコードを入力してみるのもいいでしょう。
業務に必要なスキルを学習することによって、適性の有無を確認できたり自分が実際に働くことを想像できるメリットがあります。
資格を取得する
ニート期間を有効活用して、自分が興味をもっている業務に必要な資格を取得しましょう。
役に立たない資格を取得するのはおすすめしませんが、簿記二級やファイナンシャルプランナーなど資格は取得しておいて損はしません。
資格を取得できれば自信も付けられるので、「自分はまったく仕事ができない」という風に、自己評価が低いニートは資格取得に挑戦してみるのもアリです。
さいごに
この記事では「何歳までニートでいていいのか?」についてまとめました。
実務経験や専門スキルが乏しいのであれば、なるべく若いうちにニートを脱出することに越したことありません。
自身のポテンシャルを認めてもらうことができれば、速やかに脱ニートができるはずです。